発電所運転員のAI活用|有償Copilotで変わった日誌・資料の調べ方

発電所でAIを使うとしたら、何に役立つの?
社内の資料を扱う仕事でも、使える場面はあるのでしょうか
俺の職場で使えるAIはMicrosoft Copilotだけです
そして、以前この記事を書いたときから変わったことがあります
今は有償版のCopilotを使えるようになりました
一番助かっているのは、SharePointにある日誌や資料と、メールを横断して調べられることです
日誌を要約する、過去に同じ警報が出た記録を探す、ロジックの条件を調べる
こうした調査をCopilotへの質問で進められるようになり、効率が格段に上がったと感じています
この記事では、俺が実際に使っている方法と、職場向けCopilotの無償版・有償版の違いを整理します
電力ニキ新しいAIをいくつも試せる環境ではありませんが、使えるCopilotだけでも、資料の調べ方はかなり変わりました



今回は、会社で使うCopilotの話でち!個人向けのプランと混ぜずに見ていくでち!
職場で使えるAIはCopilotだけ|有償版で変わったこと
仕事で使いたいAIがあっても、個人の判断で自由に選べるわけではありません
俺の職場では、使えるのは会社が認めているCopilotだけです
以前から、Excelマクロのコード生成や、文書の下書き・要約、調べ物などに使っていました
マクロは、Excelで繰り返す作業をまとめて実行する仕組みです
AIに作ってもらったコードも、そのまま完成品になるとは限らず、確認や修正は必要でした
そこから有償版を使えるようになって、特に便利になったのが仕事の情報をまとめて探す使い方です
発電所の仕事では、日誌、ロジック資料、機器の取扱説明書など、調べたい内容によって見る資料が変わります
必要な情報がメールに残っていることもあります
それらを一つずつ開いて探す代わりに、Copilotへの質問を調査の入口にできるようになりました
AIの名前が変わった、という話ではありません
同じCopilotでも、俺が利用できる範囲が広がったことで、仕事の中で役立つ場面が増えたという話です
職場向けCopilotの無償版と有償版は何が違う?
ここでは、対象のMicrosoft 365契約で追加料金なしに使える職場向けCopilot Chatと、法人向けMicrosoft 365 Copilotの有償追加ライセンスを比較します
ライセンスは、その機能を使うための利用権です
「無償版」といっても、会社のMicrosoft 365契約自体が無料という意味ではありません
Microsoftは製品名の移行を案内しているため、公式ページや画面でMicrosoft Copilotという表記が出る場合もあります
この記事では、会社で利用するCopilotを扱います
| 比較すること | 無償の職場向けCopilot Chat | 法人向けの有償版 |
|---|---|---|
| Webの調べ物・文書の下書き | 利用できます | 利用できます |
| 指定・添付した資料の分析 | 利用できます | 利用できます |
| 社内情報の参照 | 渡した資料や対応アプリの情報など、利用場面に応じた範囲 | Microsoft 365内の資料・メール・チャットなどを広く横断できます |
| 専用エージェント | 機能や社内情報の利用に応じて条件・課金が変わります | Microsoft 365内で使う社内エージェントの機能を含みます |
俺にとって大きいのは、表の「社内情報の参照」の違いです
資料を探すところからCopilotに手伝ってもらえるので、日誌と設備の資料を行き来する調査が進めやすくなりました
ただし、無償版ではメールを参照できない、と一律に分けることはできません
現在の公式説明では、対象環境のOutlook内で使うCopilot Chatは、追加ライセンスなしでもメールや限定された関連情報を扱えます
有償版との違いは、Microsoft 365内の情報をより広く横断できる点として理解する方が正確です



無償版でも資料の要約などはできるでち!できる・できないだけで分けず、どの情報まで使えるかを見るのがポイントでち!
一番役立っているのは、日誌・ロジック・取説を横断できること
SharePointは、会社の資料を保存・共有するための仕組みです
俺は、引き継ぎの日誌やロジック資料、取扱説明書をSharePoint上で管理することで、それらについてCopilotに質問できる使い方が一番便利だと感じています
それぞれ別の役割を持つ資料ですが、調べたいことによっては、まとめて見る必要があります
- 日誌は、過去に何が起きたかを確認する記録
- ロジック資料は、どんな条件で警報や動作が発生するかを確認する資料
- 取扱説明書は、機器の仕組みや取り扱いを確認する資料
- メールは、その件についての連絡や説明をたどる情報
資料の種類をまたいで調べられることが、現場の使い方につながっています
引き継ぎ日誌を要約する
日誌の内容をまとめたいとき、Copilotに要約を頼めます
自分で記録を読みながら整理していた作業を、まずAIに手伝ってもらえるようになりました
要約を使うときは、元の日誌も確認できる形が必要です
短くまとまっているからといって、引き継ぐべき注意点まで全部入っているとは限りません
例えば、「この期間の日誌の要点を、元の記録が分かる形で整理して」と聞く使い方が考えられます
これは質問の例であり、決まった書き方を使えば必ず正しい要約になるという意味ではありません



日誌をまとめるだけでなく、そこから気になったことを続けて調べられるのが便利です
過去に同じ警報が出た記録を探す
今までに同じ警報が出ていないか、日誌の記録を調べたいことがあります
そういうときも、Copilotに質問して過去の記録を探せます
例えば、「この警報について過去の日誌に記録があるか、日付と参照先を示して」と聞くイメージです
記録を一つずつ探す手間が減るので、ここは有償版になって特に助かっている使い方です
ただ、見つかった過去事例が、今回も同じ原因だったことを証明するわけではありません
また、検索で見つからなかったことと、過去に一度も発生していないことも別です
過去の記録は調査の手掛かりとして使い、今回の状況と合わせて確認する必要があります



過去の日誌と設備の資料では、書かれている情報の役割が違うでち!何を根拠にした回答なのかも見たいでち!
過去の記録を探しながら、ロジックの条件も調べる
ロジックは、警報が出たり、機器が動いたりする条件のことです
過去の警報記録を探しつつ、その警報が出るロジックの条件も調べられます
さらに、必要に応じて取扱説明書の内容やメールの情報も探せます
以前より、資料をまたぐ調査を進めやすくなりました
日誌には過去の記録、ロジックには条件、取説には設備の説明
これらをまとめて調べる入口がCopilotになることで、効率が格段に上がったと感じています



過去の記録とロジックを別々に探す手間が減ったので、ここは格段に便利になりました
どの警報でも質問だけで対応を決められる、という話ではありません
AIが見つけた記録や条件を、元の資料や現在の設備の状況と照らし合わせることが必要です
ロジックが関わるDCSは、設備を監視・制御するためのシステムです
仕組みを知りたい方は、DCSの役割とPLCとの違いも参考にしてください


Copilot Studioも使えるようになったが、まだ使いきれていない
有償版になって、Copilot Studioも利用できるようになりました
用途に合わせた専用のエージェントを作るためのサービスです
エージェントは、特定の仕事や資料に合わせて役割を設定するAIの補助役だと考えると分かりやすいです
ただ、ここは正直に書きます
今はSharePointの資料を横断して質問する使い方で事足りていて、Studioはまだ使いきれていません
専用エージェントを作り込んで、現場で大きな成果を出しているという段階ではありません
今後、良い使い方が見つかり、実際に試して役立ったものがあれば、このブログでも更新していきたいと思っています
機能としては、Microsoft 365 Copilotの有償ライセンスに、Microsoft 365内で使う社内エージェントの作成・利用が含まれます
一方、外部のWebサイトへ公開する利用などは、別のCopilot Studioプランの対象です
有償版ならStudioの全機能を制限なく使える、という意味ではありません



使える機能が増えたことと、全部使いこなしていることは別です 今役立っている使い方から、正直に紹介していきます



必要な場面が見つかってから専用エージェントを考える、という進め方もあるでち!今後の更新を待つでち!
AIに資料を探してもらっても、確認と運転判断は残る
Copilotが便利になっても、質問への回答をそのまま運転判断に置き換えることはできません
Microsoftも、生成AIの回答が100%事実である保証はないと説明しています
資料を探したり、情報を整理したりする手間を減らせることと、設備をどう動かすかを決めることは、それぞれ別の役割です
調査では、回答の参照先を開き、記録の日付や資料の版、記載された条件を確認する必要があります
警報対応の初動は職場の手順と体制に従い、AIの回答を待つことを前提にしません


調べられるのは、権限があり検索対象になる情報
有償版でも、閲覧権限がない資料まで読めるようになるわけではありません
Copilotは既存のアクセス権に従います
SharePointに置かれた資料も、会社の検索設定などによって、回答に利用できる範囲が変わります
会社が認める環境で、利用が許可された情報を扱うことが前提です
個人のAIへ社内資料を持ち出して、同じことをしようとはしないでください



資料が見つかったら、日付や版も確認したいでち!過去の記録と今の条件が同じとは限らないでち!
まとめ:有償Copilotで、仕事の情報を探す手間が減った
俺の職場で使えるAIは、今もCopilotだけです
その中で有償版を使えるようになり、日誌・ロジック・取説・メールを横断して調べる使い方が特に役立っています
- 引き継ぎ日誌を要約する
- 過去に同じ警報が出た記録を探す
- ロジックの条件や取扱説明書の内容を調べる
- 必要なメールの情報も合わせて探す
無償版でも、資料の要約などはできます
有償版で俺が便利だと感じたのは、仕事の情報を広く横断して調査を進められることです
Copilot Studioは利用できるようになりましたが、まだ使いきれていません
今後、実際に役立った使い方が見つかったら追記していきます
探す手間を減らして、確認する時間をつくる
今の俺にとって、発電所でAIを使う良さはここにあります



まず役立ったのは、必要な情報を探す仕事でした これからも実際に使って感じたことを更新していきます










